《交通事故防止》昼寝で疲労を回復して交通事故を予防しよう

飲酒運転でさえ、その危険性が社会に広く認められるまでに長い時間がかかりました。これからは、居眠り運転も同じ啓蒙活動を展開する必要があると思います。そんな、ちょっと怖い話。

睡眠不足が原因の交通事故は、毎年多数の不幸を引き起こしています。しかし判定が難しく、睡眠不足が原因の交通事故件数は、集計もされていません。ただの不注意・操作ミスとして処理されてしまうのです。

不幸な事故を起こさないために、昼寝・仮眠を上手にとって、交通事故を予防しましょう！

まず第一に、クルマの運転、とくに長時間のドライブをする人は、出発するまでになるべく睡眠負債を減らしておかなければなりません。もし可能なら、体内時計による覚醒の働きかけが、いちばん活発になる時間帯に運転するように計画を立てます。そして何より、少しでも眠気を感じたら、すぐに運転を中断する強い意思が必要です。

眠気の感じ方を左右するのは、溜まっている睡眠負債と、体内時計による覚醒の働きかけ、それに外からの刺激です。でも睡眠負債が溜まりに溜まっていると、体内時計による覚醒がいくら強いときでも、あるいは外からの刺激を強めようと努力しても、眠気は襲ってきます。そうなったら眠気に逆らうのは諦めて、ただちに安全な場所に車を止め、１５〜３０分程度の仮眠をとりましょう。

サービスエリアや道の駅、またそれ以外の場所であっても、ためらわずに寝る必要があります。防犯上は、明るくひと気のあるところが良いのですが、逆に明るくて眠れないジレンマもあります。

アイマスクがあれば、明るい場所であっても、安心して仮眠をとることができます。

コーヒーを飲んでもすぐに目が覚めるわけではありません。コーヒーが目覚ましになるのは、睡眠負債が少ないときだけなのです。